読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ありがとうゴジエヴァ交響楽、本当にありがとう。(22日昼/ネタバレあり)

 

 公式パンフレットに鷺巣詩郎氏はこう書いていた。

この『ゴジエヴァ交響楽』(庵野監督の会社のスタッフがこう呼んだのが気に入った)に書いているのは、以下「4パターン」の譜面である。

 

・第一に「横線に忠実な曲」

 サイズがCDもしくは劇伴使用尺と同じ。

・第二に「縦線に忠実な曲」

 楽器編成が録音時と同じ。

・第三に「縦横ともに忠実な曲」

 第一第二どちらも同じ。いわゆる完コピ。

・第四に「縦横ナナメとも自由な曲」

 特製アレンジ、秘密の工夫などが施されている。

 

これだけ豪華な面々が、これだけ大きな編成で奏でるのだ。一から四まで、いずれにせよ非常に意義あるチャレンジ、かつ最高のエンタテイメントになって然るべし。その願いをこめてずっと譜面を書いている。

 『ゴジエヴァ交響楽』はゴジラエヴァだけではなく、上記で言うところの第一~第三「アレンジ/完コピ:原曲準拠」と第四「リミックス:原曲破壊」の対決(?)であるようにも感じられた。原曲準拠の部分ではモニターに映された劇中シーンと音楽がピッタリ合わさり、まるで映画そのものを見ているような感覚にも満たされた。(エヴァ破やQの音などはオーケストラを何重にも重ねて作られていたし、シン・ゴジラの音楽もレコーディング前提で作られたものであるはずなのに、それをステージ上で出会う事を可能とさせるということは途方も無いチャレンジだったろう……。)

 一方原曲破壊の部分では正に驚きの連続、予想だにしていなかった「ゴジラエヴァの曲がミックスされる状況」も何度かあり、林原めぐみ氏がMCで言うところの「ゴジラなのかエヴァなのか」という状況が正に「ゴジラエヴァである」と感じられた。次の展開を予測できてしまう気持ちよさと、次の展開が予測できない気持ちよさが交互に訪れ、それが信じられないコトに現地で、生の音で体験できたという状況が幸せ過ぎた。正に最高の体験だった。正直最近ロクな事がねえなと思っていたけど、生きてて良かったと思えた。

 

 自分はエヴァもヱヴァもゴジラも、鷺巣さんの音楽も(ヱヴァQの音楽をほぼファミコンアレンジしてしまったほど)大好きだから、企画を聞いた時から、自分のサイフの方など見向きもせずに、これは行く以外の選択肢がねえええええなどと考えていました。それでも九州という遠隔地から参加できたのは色々なことが丁度恵まれていたと言う他ない。幸せ過ぎた僕の頭はもう東京に行く一週間前くらいから若干おかしくなっていて、逆に東京に行く前日や当日になるとひどく落ち着いていた。公演前夜、渋谷のXギャラリーでゴジラ三人展を見ている時も、素晴らしいゴジラの絵に胸を打たれつつも、どこか夢の中にいるようなぼうっとした気持ちでいた。

 本当は二日くらい行きたかったものだけど、大事な予定があったためギリギリ一日目の昼公演のみ行く事が叶った。オーチャードホールに着いてみると人がいっぱいいるし、ホールの中も綺麗でデカいし、クロークに荷物を預けた事も初めてだったため普通にテンションが上がった。

 取れたのはA席で、二階席。前の方に居る鷺巣さん(というか、現実感がなさすぎて本当に鷺巣さんかな?と思った。メッチャ服派手だし)や指揮者の天野さんから新国立劇場合唱団の皆さんまで見渡せたし、距離も近かったので大満足。しかし、演奏者どうしのコンタクトが意外と多く感じたので、オペラグラスを用意しておけばよかったと思った。天井の関係でモニターだけが少し見切れてはいたが、流れるのは見た事のある劇中シーンのみだし、それほど気になる程度ではなかった。入場時に確保しておいたパンフレットには以下の様に曲目が提示されてはいたが、ここは1頁も開かずに、何が来るのか楽しみにしていようと思った。

 

1.Persecution of the masses(1172)/シン・ゴジラ

  楽器のチューニングから、会場がゆっくりと暗くなり、鷺巣氏がピアノを弾き始めた時にスクリーンが明るくなる……徐々に作品の世界へと没入していく感覚は、シン・ゴジラの鑑賞体験の時とはまるで違っていた。鷺巣氏のピアノからオーケストラと徐々に広がっていく状況は、まるで、鷺巣氏がこの音楽を生み出した瞬間に立ち会っているかのようであった。コーラスが加わってパワフルな神聖さが会場に満ち満ちた後は、出る言葉もない。息すらずっと止めていたような気がする。

 

2.メドレー Contre Les Agressions (EM04_A)~Showdown (EM05_A)/ヱヴァ序

  ゴジラの襲来からガラリと雰囲気を変え、初号機が勇ましく出撃する。あっそうか! ゴジラが出たから初号機を出撃させるんだ!! ゴジラエヴァはこの瞬間から始まっていた!! というのもあながち間違っておらず、この曲から「ゴジラなのかエヴァなのか」と言いたくなるような、やりたい放題ミックスがひょっこり顔を出す。それに加えて、早くもドラムやギターが入り乱れ交響楽とは一体……なカオスな盛り上がりに発展していくさまに、僕のテンションは早くも最高点に到達した。って、この勢いで盛り上がってしまえば確実に死んでしまう!! 早くも死の危険を悟る怒涛の展開が『ゴジラのテーマ』と共に荘厳に終わりを迎えた時、MCであるお二方が登壇。林原めぐみ氏、松尾諭氏。現実に存在していたのですね。びっくりです。(林原めぐみ氏は初号機カラーのドレスを着ていた。)

 3.Angel of Doom(EM21)/ヱヴァ序

 威厳に満ちたヱヴァ序の名曲。PVも何も見ないで序を見た時に衝撃を受けた事を思い出した。終わり方が非常に好きだ。ノリノリでアツい曲にサンドされているがために比較的気持ちは穏やかになるポイントではあるが、それでも静かに熱くなれた。全体的に、エヴァTV版発の曲ははっちゃけたアレンジ大爆発、それ以外の新劇やシン・ゴジラの音楽はオリジナルを大事にしている印象を受ける。TV版エヴァシン・ゴジラ一部曲の自由度は、オーケストラ主体ではないからこそだと感じる。まあ、聴いている時はそんな事考えてらんないんですけどね!!

 

4.メドレー Les Bêtes(EM05_B~2EM29_E5)/ヱヴァ破

 バンドとオケが生でこんなにも同調するなんて、体験したことが無い!! 破で「一番速い曲」と言われていた『Les Bêtes』がこれほど縦横無尽に演奏されるとは思わんかった。それも、ゴリゴリ特濃版で。途中ではエリック宮城さんが生トランペットのソロを披露。トランペットがホール中に響き渡って、鼓膜をびりびり震わすんです。この人の肺の作りマジでどうなってんの……って感じやった。

 散々暴れ狂った後で、曲目に無い『Instabilite』オーケストラ版が演奏され、浄化される思いがした。

 

5.メドレー 1174_rhythm~Black Angels (Fob_10_1211)/シン・ゴジラ

6.タバ作戦(Fob_01)/シン・ゴジラ

7.Defeat is no option (1197)/シン・ゴジラ

  何故か「『タバ作戦』や『Defeat is no option』は演奏されないんじゃあ……」という気がしていたので、それどころかタバ作戦から内閣総辞職ビームまでノンストップで突っ走るとか、ちょっと待て最高かよと思った。完全に覚えているわけではないけど、台詞が自然と脳内再生されて楽しかった。『THE BEAST』を大胆に取り込んだ『1174_rhythm』以外は、原曲を緻密に再現している様であったがために、原曲との細かな違い、アレンジが面白いと感じた。原曲より速く畳みかけるような『タバ作戦』のイントロが印象的。というか『タバ作戦』、コーラスやバンド無しでのあの音の圧力はスゴイ!!

 

 8.Who will know OST/シン・ゴジラ

  OSTと冠する通り、劇中と同じ始まり方。高橋洋子氏がするりと登場、原曲と印象を変えた情緒的なソプラノが胸に刺さる。というか、高橋洋子氏に対して思い込んでいた声域のイメージと実際の声が違い過ぎて、「えっホントに高橋洋子?」ってなった。面と向かって聴いてみても美しく悲しさを煽る様な曲であるはずなのに、そこはかとなく恐ろしい感情に駆られるのが不思議だ。演奏中は「うわあ……やめろお……」となるのに終わりに近づくにつれて「えっ……まだ聴きたい(見たい)終わらないで……」ってなるところも映画を見てる時と同じやん!!

 

 9.おまけメドレー/シン・ゴジラ

  休憩の途中で(!) 『early morning from Tokyo』が演奏されるのだが、「うわーーーーーーーー今かよ」と心の中で叫んだ。早めにお手洗いを済ませて席についておいて心底良かったと思った。続いて『EM20_CH_alterna_01』『EM20_CH_alterna_03』『EM20_CH_alterna_04』の『巨災対テーマメドレー』が演奏される。この時壇上には『おまけメドレー』を演奏する、スペシャルゲストで構成されたメンバーしかいないのだが、曲が進むにつれ残りの交響楽団の皆さんが入場してくる時、『巨災対テーマメドレー』はその入場曲のように感じられた。胸が熱い。

 

10.伊福部昭トリビュート その1

  ゲストの和田薫氏の素晴らしい指揮による、伊福部音楽大進撃!!『ゴジラ上陸』(初代ゴジラ)~『ゴジラ復活す』(キングコング対ゴジラ)~『ゴジラ登場』(メカゴジラの逆襲)まで休みなく、じっとりと走り切る。『ゴジラ上陸』などは原曲でも驚くほど沢山のコントラバスを使用していると聞いた記憶があるが、今回の演奏でもコントラバスがずらりと並んでいた。腹に響く低音、迫ってくる感じが恐ろしくてたまらない!(途中でモニターが操作ミス?で一瞬切り替わってしまったために、次の曲目がわかってしまった!)

 この後のMCで松尾さんがアメリカで会った特撮好きの人が「ゴジラ」とかじゃなくて漢字の「伊福部昭」っていうタトゥーを腕に入れていたという話が面白すぎた。

 

 11.The Final Decision We All Must Take(0902)/ヱヴァ破

  『Keep Your Heads Above The Mayhem』を彷彿とさせるパーカッションから、この曲へ。この曲に限らず、合唱の入る曲が演奏される時は毎回そうだったけど、演奏中、この後は確かコーラスが……と思った数秒前に合唱隊が一斉に立ち上がる瞬間にいちいちゾクッとしていた。そして、この曲での「合唱隊が立ち上がる瞬間」が一番ゾクッとした。理由はわからんけども。メイキングか何かでこの曲の録音風景を見たような気がするが、その時から「やべえコレ生で聴きてなあ」と思っていた音楽が目の前で再現されている喜び!それにしても、こんなにストレートに熱くなれる曲だったろうか。益々原曲が好きになった。

 

 12.メドレー Cruel Dilemme(EM09A)~Des Cordes(KK_C01)/ヱヴァ序・破

 前半は宮城純子氏のピアノが印象的な『ヤマアラシのジレンマ』のアレンジ。そして今剛氏の軽やかなギターが刺さる『Des Cordes』。そして最後に、曲目に無かった『thanatos』が穏やかにシメる。激しい曲では理性を保ち切れていなかった僕でも、ゆっくりしっとりした音楽を聴いているとそれを聴いていた時の事を思い出したりして、懐かしい気持ちにもなった。激しい曲では前面から強いパワーで押されるような気持ちになるが、穏やかな曲は自分の後ろまで空間を取り巻き、包まれている様な感覚になる。この点も、生で体験するに心地良い違いであると感じた。

 

 13.メドレー Gods Message(C17)~Dark Defender(C16)~The Anthem(C15)/ヱヴァQ

  ゴジラエヴァの渦中、突然のレッドノア、そしてNノーチラス号が乱入!!(ちがう)僕の中でテンションが最高潮に達し始めたのはこの曲からである。エヴァQの曲は「これとこれは演奏してくれるのだろうか……」という好きな音楽ばかりだったので、好きな音楽の演奏が始まる度にもう心の中で「ああ……ありがとう!!ありがとう!!」と脳内爆発しまくっていた。サントラ収録版の激しいイントロやワンダバまで演奏してくれる時点でテンションメーターはギュンと上がるし、ただでさえ『起死回生』から『Nノーチラス号』という最強のメドレーは底抜けに盛り上がるのだと再認識。しかし、改めてナディア版の原曲から滅茶苦茶カッコイイアレンジだよなあ。『バベルの光』の原曲に無いパートなんかは絵にすげえ合うし天才かよ……ってなる。コーラスは勿論のこと、ブラスのパワーを感じるメドレーだった。

 

14.メドレー It will mean Victory(SD2_01)~The Wrath of God in All its Fury(Nu09)/ヱヴァQ

  ヱヴァ破の『L'Agresseur』に戻った!?と思わせて僕がヱヴァQでトップクラスに大好きな曲である『It will mean Victory』が流れ出す。バンドアレンジ→オーケストラの移り変わりが原曲の様でそうでなくて、カッコイイ!!それから間髪入れずにQのクライマックス曲である『The Wrath of God in All its Fury』。原曲に存在しない「コーラスメインでない主旋律」で溜めてから、2ループ目でやってくる、地獄の底から響き渡る様なコーラス、め、滅茶苦茶カッコいい!!涙腺的にはここが最高点だった。この時、情けない事にいつの間にか涙が溢れていた。

 

15.Under a Burning Sky(1174)/シン・ゴジラ

16.終局(Omni_00)/シン・ゴジラ

 もうここまで来ると極限まで盛り上がるしかない、と言わんばかりの選曲。音楽集のボーストラックにすらないコーラスも盛りで演奏された!!『終局』が流れた時に、もう終わるのか……という寂しさを少しばかり感じたけど、実際そんなことはなかった。

 

17.メドレー EM20~EM10_Q~EM20/ヱヴァ

  『THE BEASTⅡ』~『DECISIVE BATTLE』~ヱヴァQ版『EM10』怒涛のエヴァ曲三連撃。ああ、もう終わるのだな……といよいよ寂しさを感じ始めていた頃、一階客席の通路にマーチングバンドの一団が現れた——二階客席からその様子はすぐに分かり、僕の近くに座っていた人達も体を伸ばしてその様子を気にし始めた。まさか……の予想通り、突如現れた東海大学吹奏楽研究会の一団は、『DECISIVE BATTLE』を通路から演奏し始めたのだ!! 僕にとってはこの時こそ今回の演奏会最高のサプライズ。正に、会場全体が音が包まれる幸せは最上のものだった。マーチングバンドの物量に一人で対抗するエリック宮城さんのトランペットソロもヤバかった。 

 

18.伊福部昭トリビュート その2

 だが、この「会場全体に音が響き渡る幸せ」はこれで終わりではなく、まだもうひと形態進化を残していた。和田薫さんの入場と共に演奏される溜めに溜めての『宇宙大戦争マーチ』!! その時、客席から手拍子が!! ああ、僕の手も勝手に手拍子を!! 会場のありとあらゆる全ての場所から音が鳴り響き、正に会場はこの時一体となった。人類補完計画と簡単に喩えたくはないけれど、この体験を「補完された」と呼ばずしてなんと呼ぶのか!?

 この少し前にMCの林原めぐみ氏が「息を潜め、ある時は大きな息をつきながらこの時を楽しんでほしい」という風に言っていたのが心に残っていた。静かに脳内爆発させながら、息を殺してこの時を楽しむという経験は映画やコンサートならではだと思う。感動、感謝の気持ちを外に爆発させる時があるとすれば曲の終わりなどに拍手する瞬間だけだ。しかしこの時、僕は声をあげたくなるほど爆発した。「好きな音楽に合わせて手拍子をする」という体験がこれほどに楽しいとは思わんかった。壇上のフルオーケストラ+通路上のマーチングバンドという時点で猛烈にヤバイのに、観客も全てがヤシオリ作戦で一緒になってゴジラを倒したのだ!!!という感じ。とにかく最高に楽しかった。

 

19.シークレット その1

20.シークレット その2

 高橋洋子氏登壇、この日発売されたWho will knowの日本語バージョンを披露する。うわあ……浄化されてしまう…… 生歌は初めて拝聴したけれど、本当に長年経ってもその力強さは変わらないのだなあと思う。衣装も神々し過ぎた。

続いて、オーケストラの穏やかな旋律が「まさか……?」と思わせた時、半分無いだろうと思っていた『残酷な天使のテーゼ』が!! スクリーンには今迄一切出てこなかったTV版エヴァのシーンが映るし、なんか物凄く色々な事を思い出してしまった。感慨に浸りながら手拍子しまくった。猛烈にパシャりかけた。客席の熱量もさすがに物凄かった。フィナーレではゴジラのテーマと「神話になれ」の応酬に「そうか、これゴジラエヴァだったわ!」と思った。ゴジラエヴァがエールの交換をしているとも感じられたし、なんだもうコレ訳分かんねえなってなって笑ってしまった。

 

 最後の最後には、庵野監督がサプライズ登壇!客席からも「ウオオオオオオオ」という声が聞こえた。「アンノオオオオオオオ」という声は流石に聞こえなかったけど。林原さんに花束を渡す姿に、「ああ……存在しないのではと半分思っていた方が、存在しないのではと半分思っていた方に花束を渡している……」と、メッチャ胸が熱くなった。なんかもう……本当にこの会場が俺の中で神話になったな、という感じがした。

 

 

 

 

 

 こうして書いていると滅茶苦茶モノスゴイ体験を自分はしたのではないかという気がしてきた。しかし、僕の貧相な言葉で表現しきれないほど豪華で、濃厚で、贅沢すぎる体験だった。ゴジラに関しては本当に、近年にかけて多くの「贅沢すぎる体験」との出会いがあった。熊本や宮埼や福岡の美術館でゴジラ・怪獣関連の展覧会があり、長い間モニターの向こうの存在であると信じていた本当の着ぐるみをこの目で見るという経験が短い間で何度もあった。シン・ゴジラやギャレス版ゴジラが存在しない時期では考えられないことだ。近年起こったこの目まぐるしいゴジラ体験のフィナーレと言える体験ができたと、ゴジラ好きの目線からは思う。シン・ゴジラでは聴けなかった『ゴジラのテーマ』の大胆な鷺巣アレンジが聴けたのも最高だった。エヴァ/ヱヴァ好きの目線からしてみても、序~Qを生の音で回顧するという素晴らしい体験ができた。「生の音」と「生の人の声」のコラボレーション、パワーを改めて感じ、その上で「生の自分」が参加する喜びをもたらされた、本当に幸せな時間だった。

 それにしても、これほどまでにアニメや、ゲーム音楽の演奏会が行われるようになったのは、奇跡のようなものなのであろう。今回のパンフレットには鷺巣詩郎氏と片山杜秀氏の対談が収録されているが、前回の『エヴァンゲリオン交響楽』のいきさつを知った時、大変驚いた。このパンフレットも読み応えがあり、鷺巣詩郎氏を始めとした多くの方々の今回のコンサートや、劇伴に対する思いに胸が熱くなれる物であるので、多くの人に触れてほしい。

しかし、ここまでやって頂いて何であるが、ここまでやっておいて次回が無いとは言わせないというのも本当の気持ちである。シン・ゴジラに関しては完全に「実際の映画を流しながらスクリーンに合わせて演奏する」という事が可能であると思ったし、エヴァに関しても、まだ演奏されていない曲で素晴らしいと思う曲は多い!『空しき流れ』『閉塞の拡大』『Carnage』『GodsGift』など——勿論今回の演奏会でもこの上ない程のサービス選曲に頭を垂れたが、エヴァに絞ればあの曲もこの曲も——と、帰路につく時考えてしまったのも正直な話である。『シン・エヴァ』が上映された時、『エヴァンゲリオン交響楽・完全版』をやってほしい!この素晴らしい体験を地方の人にも、海外の人にも聞いてもらえるように、公演地の幅を広げて欲しいという気持ちもある。

 このコンサートの思い出を幾度と無くリフレインしそうにもなるし、Blu-rayソフトやCD(出るよね?)を買って何度も見返す事になるのだろうが、こうして文章に残すことでひとまずの決別としたい。鷺巣詩郎さん、庵野監督、演奏された方々、司会のお二人、関係者、そしてオーチャードホールのスタッフのみなさん、本当にありがとうございました!!!

 

 

 

シン・ゴジラ劇伴音楽集

シン・ゴジラ劇伴音楽集

 

 

 

Welcome to the stage!

Welcome to the stage!

 

 

 

SHIRO'S SONGBOOK 録音録 The Hidden Wonder of Music

SHIRO'S SONGBOOK 録音録 The Hidden Wonder of Music

 

 

 

Shiro SAGISU outtakes from Evangelion

Shiro SAGISU outtakes from Evangelion

 

 

 

 

 

 

 

エヴァンゲリオン交響楽

エヴァンゲリオン交響楽

 

 

 

 

 

 

 

蛇足(過去作品紹介)

 


『シン・ゴジラ』 Persecution of the masses /上陸(予告1音楽) 8bitファミコン風 - Shin Godzilla music 8bit remix


エヴァQファミコン音色化計画:FINAL 1/2  Evangelion 3.33 8-bit remix 1.0+2.0


エヴァQファミコン音色化計画:FINAL 2/2 Evangelion 3.33 8-bit remix 3.0+4.0


伊福部昭 『宇宙大戦争マーチ』 アレンジ (シン・ゴジラ) Battle in Outer Space remix